雨のち晴れ

自由帳

骨髄バンクに登録して8年 骨髄提供することなく登録解除

こんにちは!

水泳の池江選手が白血病を公表したことにより、骨髄バンクへ問い合わせる人が増えているようです。また、池江選手がせやろがいおじさんのtweetretweetするなど骨髄バンクへの理解が若い人たちにも広まりつつあるのかもしれません。

news.biglobe.ne.


今日は僕が8年前の19歳のときに骨髄バンクに登録したときの話や解除に到るまでの話を書きます。

献血のついでにドナー登録>

2011年に状況してまもない頃、人生初めての献血するために秋葉原駅前にある献血ルームに行きました。ハーゲンダッツとかお菓子をもらえるというので行ったのが本当の動機です汗。献血をする前にスタッフの方が献血について丁寧に色々と説明してくれました。そのときに骨髄バンクのドナー登録の説明も受けました。「献血ついでにどうですか?」という感じに。僕は人の役に立てるのならドナー登録しようと思い即断即決でドナー登録の手続きをしました。

その後、献血をしたのですが...。

なんと人生初めての貧血になってしまい、看護師さんたちが急いで献血を中止し、ドクターを呼んで輸液の準備をし、30〜40分くらい横になって点滴をしました。

僕の人生初の献血献血ルームで点滴をして帰るという情けないものに終わりました。

唯一の成果は骨髄バンクのドナー登録でした。

後日、登録が完了しましたというような内容のハガキが届いて登録完了!
それからドナー登録を解除する今日まで提供することはありませんでした。

<最近、骨髄提供ができない場合があることを知る>

池江選手のニュースを見ていたら、骨髄提供ができない例があることを知りました。そこから骨髄バンクのホームページを見たりして調べたら、僕の場合、精神障害と薬の服用の関係でドナーに選定されても骨髄提供ができないことが分かりました。注意ですが、「僕の場合は」なのでこれに該当しそうな人は骨髄バンクや主治医に相談してみるといいと思います。


<ドナー適合は奇跡なことかも>

僕の友だちは白血病で移植を受けることなく亡くなりました。ドナーや移植にどれほどの希望を見出していたのか。ドナーが見つからない、悪化していく身体状態...それと向き合わなければならないことは当事者には分かりません。辛いだろうということは想像ができますが...それ以上のことは僕には分かりませんでした。

僕がドナー登録して8年。一度も提供しませんでした。それくらい僕と患者さんの骨髄が合致するのは奇跡的なことなのかもしれません。だから、骨髄バンクにドナー登録する人が増えればそれだけ合致する確率が上がります。ドナー登録者が増えれば希望になります。


<最後に>

友だちが白血病になり、それがきっかけでドナー登録をして、僕自身の障害のために登録解除をしました。友だちに「骨髄提供できたよ」と伝えられないことはとても悔しいです。

僕はドナー登録者ではなくなりましたが、
ドナー登録の善意が希望になり人を救うことになります。

どうかドナー登録にご協力ください。

注:プライバシーに配慮するために一部事実を本質が変わらない程度に改変しています。