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自由帳

同性カップルは長続きしない?異性愛カップルの交際期間から仮説を立ててみる

こんにちは!

よく同性愛カップルは長続きしないと言われます。Googleで「同性カップル 長続きしない」と検索すると、長続きしない理由が書かれた記事がたくさんヒットします。同性だから長続きしないのか、それとも同性とかは関係なくただ性格の不一致などが問題で長続きしないのか...判断をするのは難しいところです。同性カップルが平均でどれくらい交際を続けているのかという信頼できる調査はありませんでした。

そこで、同性カップルから異性カップルに視点を変えてみたいと思います。例えば、高校生、大学生、会社員と年齢が上がるに連れて交際期間は長くなるようです。おそらく、結婚を意識してのことだと思います。

また、第15回出生動向基本調査によると、初婚の相手と出会う平均年齢が男性約25歳、女性で24歳。初婚の平均年齢が男性約30歳、女性約28歳とのことでした。交際期間は4.6年くらいです。

ここで、同性カップルに話を戻します。

同性カップルにおいても、付き合うのが高校生、大学生、会社員と年齢が上がるにつれて交際期間は長くなると思います。ここからが異性カップルと違うのですが、同性カップルには婚姻はありません。各自治体が「同性パートナーシップ制度」というものを条例レベルで整備していますが、これは民法が定める婚姻とは全く別物で法律的な効果がほぼありません。例えば、異性カップルのように同性カップルが25歳くらいで、婚姻してもいいくらいの彼・彼女と出会い交際を始めたとしても、異性カップルにはある婚姻が同性カップルにはないのです。

仮説ですが、おそらく3〜5年くらいは続くけど、それ以上になると同性カップルを繫ぎ止める婚姻がないがために、ふたりの関係が長く続きにくいという可能性が大いにあるのではないでしょうか。

今回は婚姻からみた同性カップルは続かない(?)要因を考えてみました。

『Correlates of Gay and Lesbian Couples' Relationship Satisfaction and Relationship Dissolution』という論文を読んでいます。英語の論文なのでなかなか大変ですが、読み終わったらその結果をここでシェアできたらなと思います。なかなかおもしろそうな論文です。